平均で設計すると忙しい拠点が壊れる
利用量は拠点間で大きく偏ります。上位一割が全体の三分の一を処理していることも珍しくありません。平均利用量を基準に部品を選ぶと、その一割で寿命が想定の半分以下になります。しかも、そこは最も止めたくない拠点です。設計の基準を平均から上位に移すだけで、故障の分布はかなり平らになります。
稼働率は工場で決まる
端末が停止している時間は、一般に考えられているほど技術者の速さには左右されず、機器がどう作られているかに大きく左右されます。拠点の実際の取引量に見合った排出ユニット、保護されたカードリーダー、機器を半分解体せずにモジュールを開閉・交換できる前面構造は、いずれも一回ごとの作業時間を短くします。これらは最初の故障が起きる何年も前、設計段階で決まっています。店舗から最も多くいただくご質問の一つが「利用が集中する拠点」です。
仕様を分けるコスト
上位拠点だけ高仕様にする案は、一見合理的です。ただし倉庫には二つの品番が並び、現場は拠点ごとに違う部品を選ぶ必要が生まれ、誤発注が起きます。この手間を金額に直すと、全数を高仕様で揃えたほうが安いという結論になることが多いです。単価の比較だけでは見えない部分です。